
歯の白さは、第一印象を大きく左右します。コーヒーや紅茶、加齢による黄ばみが気になり始めたら、ホワイトニングを検討する時期かもしれません。
しかし「ホワイトニング」と一言で言っても、実はさまざまな種類があることをご存知でしょうか?
私は歯科医師として10年以上の臨床経験があり、数多くの患者さんの歯を白くしてきました。
その経験から言えるのは、ホワイトニングの種類によって効果や持続性、費用が大きく異なるということです。
ホワイトニングの基本と5つの種類
ホワイトニングとは、歯を削ることなく白くする施術のことです。歯の表面に付着した色素や汚れを除去したり、歯の内部に浸透した色素を分解したりして、歯を白くします。
現在、歯を白くする方法は大きく分けて5つあります。それぞれの特徴を理解して、あなたに最適な方法を選びましょう。
1. オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。高濃度の過酸化水素などの薬剤を歯に塗布し、特殊なライトやレーザーを照射して歯を漂白します。
短期間で効果を実感できるのが特徴です。施術時間は30分〜1時間半程度で、1回の施術で歯が数段階白くなることもあります。
費用は1回あたり1〜7万円ほどで、歯科医院によって異なります。即効性を求める方に適していますが、効果の持続期間は3ヶ月〜1年程度と個人差があります。
2. ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した自分の歯型に合わせたマウスピースと専用の薬剤を使用して、自宅で行うホワイトニングです。
毎日1〜2時間程度マウスピースを装着し、2週間ほど続けることで効果が現れます。オフィスホワイトニングと比べると即効性は劣りますが、
徐々に白くなるため色戻りがしにくい傾向があります。
どうですか?自分のペースでじっくり歯を白くしたい方にはこちらがおすすめです。
費用は約1.5万円〜3万円ほどで、効果の持続期間は6ヶ月〜1年程度です。
3. デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後自宅でホームホワイトニングを続けます。
両方のメリットを兼ね備えており、即効性と持続性の両方を得られます。最も効果が高く、持続期間も1〜2年と長いのが特徴です。
ただし、費用は5〜8万円程度とやや高額になります。より確実に白い歯を手に入れたい方におすすめです。
セルフケアで行うホワイトニング
歯科医院に通わなくても、自分でケアできるホワイトニング方法もあります。手軽に始められるのがメリットですが、効果には限界があることを理解しておきましょう。
4. セルフホワイトニング
セルフホワイトニングには、ホワイトニングサロンで行うものと、市販のホワイトニング製品を使用するものがあります。
ホワイトニングサロンでは、スタッフの指導のもと、専用の機器を使って自分で歯を白くします。歯科医院のような高濃度の薬剤は使用できないため、効果は限定的です。
一方、市販のホワイトニング製品には、ホワイトニングシート、歯の消しゴム、ホワイトニングペンなどがあります。
これらは手軽に始められますが、歯の表面の着色汚れを落とす程度の効果しかありません。
費用は1回あたり2,000〜5,000円程度で、効果の持続期間は2〜3週間と短いのが特徴です。
5. ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング歯磨き粉は、通常の歯磨き粉よりも研磨剤や漂白成分が多く含まれています。日常のケアに取り入れやすく、コストも抑えられるのがメリットです。
ただし、効果は歯の表面の着色汚れを落とす程度で、歯の内部の黄ばみには効果がありません。継続して使用することで、徐々に効果が現れます。
毎日の歯磨きに取り入れるだけなので、手間もかからず、費用も1本500〜3,000円程度と手頃です。
ホワイトニングの効果を比較する
「どのホワイトニング方法が自分に合っているのか」と迷う方も多いでしょう。そこで、各ホワイトニング方法の効果、持続期間、費用を比較してみましょう。
白さの効果と持続性
最も効果が高いのは、デュアルホワイトニングです。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良いところを組み合わせているため、白さの効果も持続性も優れています。
オフィスホワイトニングは即効性があり、1回の施術でも効果を実感できますが、持続期間はやや短めです。
ホームホワイトニングは徐々に白くなるため、色戻りがしにくく、持続期間が長いのが特徴です。
セルフホワイトニングやホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを落とす程度の効果で、持続期間も短いです。
費用対効果を考える
コストパフォーマンスを考えると、ホームホワイトニングが優れています。費用は中程度ですが、効果の持続期間が長いため、長い目で見るとお得です。
デュアルホワイトニングは初期費用は高いですが、効果と持続期間を考えると、本格的に歯を白くしたい方には価値があります。
セルフホワイトニングやホワイトニング歯磨き粉は初期費用は安いですが、効果が限定的で持続期間も短いため、継続すると結果的にコストがかかることもあります。
あなたの予算と希望する白さのレベルに合わせて選ぶことが大切です。
ホワイトニングの注意点と適応症
ホワイトニングは誰でも受けられるわけではありません。以下のような方は注意が必要です。
ホワイトニングができない場合
以下のような方はホワイトニングが適さない、または注意が必要です:
- 妊娠中・授乳中の方
- 未成年の方
- むし歯や歯周病がある方(治療後に行う必要があります)
- 知覚過敏がある方
- セラミックや大きな詰め物がある歯(これらは白くなりません)
ホワイトニングを検討する際は、まず歯科医師に相談することをおすすめします。あなたの口腔内の状態を確認し、最適なホワイトニング方法を提案してくれるでしょう。
ホワイトニング後のケア
ホワイトニング後は、色素の強い飲食物(コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど)を控えることで、効果を長持ちさせることができます。
また、定期的なメンテナンスも重要です。歯科医院での定期検診やクリーニングを受けることで、歯の健康を保ちながら白さも維持できます。
あなたは食後に口をすすぐ習慣はありますか?これも着色を防ぐ簡単な方法です。
白い歯で自信ある笑顔を手に入れるために

ホワイトニングの種類と特徴について理解できたでしょうか?ここで重要なのは、あなたの目標や生活スタイル、予算に合った方法を選ぶことです。
即効性を求めるならオフィスホワイトニング、じっくり白くしたいならホームホワイトニング、最大限の効果を求めるならデュアルホワイトニングがおすすめです。
手軽に始めたい方はホワイトニング歯磨き粉から試してみるのも良いでしょう。
白い歯は単なる見た目の問題ではなく、あなたの自信と印象を大きく変える力を持っています。
私たち江田あおば歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりに合ったホワイトニング方法をご提案しています。
カウンセリングでは、あなたの歯の状態や希望する白さ、ライフスタイルなどを詳しくお聞きし、最適な方法をご提案します。
「痛くない、削らない、抜かない治療」を理念に、快適なホワイトニング体験をお約束します。
白い歯で自信ある笑顔を手に入れませんか?ぜひ一度ご相談ください。
詳しい情報や予約については、江田あおば歯科・矯正歯科のホームページをご覧いただくか、お電話でお問い合わせください。
あなたの素敵な笑顔のお手伝いをさせていただきます。
監修医師
江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

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経歴
サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院
所属団体
日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会