冷たいものがしみる…それは知覚過敏かもしれません
冷たい飲み物を口にした瞬間、「キーン」と歯がしみた経験はありませんか?
アイスクリームや冷たいジュースを楽しみたいのに、歯がしみて思うように味わえない…
そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
この「しみる」という症状は、「知覚過敏」と呼ばれる状態である可能性が高いのです。
知覚過敏は、むし歯ではないにもかかわらず、冷たいものや熱いもの、甘いもの、酸っぱいものなどに対して歯が過剰に反応し、
一時的な痛みやしみる感覚を引き起こします。
実は、多くの方が日常生活の中で知覚過敏を経験しています。
歯ブラシの毛先が当たった時だけしみる、冷たい風を吸い込んだ時に歯が痛む…こうした症状も知覚過敏の典型的なサインです。
この記事では、知覚過敏のメカニズムから原因、そして歯科医院で行う専門的な治療法、
さらにご自宅でできる対処法や予防法まで、10年以上の臨床経験を持つ歯科医師の視点から詳しく解説します。
しみる痛みから解放され、快適な食生活を取り戻すための具体的な方法をお伝えしていきます。
知覚過敏とは?そのメカニズムを理解する

知覚過敏を正しく理解するためには、まず歯の構造を知る必要があります。
歯の構造と知覚過敏の関係
歯の表面は「エナメル質」という非常に硬い組織で覆われています。
このエナメル質は人間の体の中で最も硬い組織であり、通常は神経がないため、
冷たいものに触れても痛みを感じることはありません。
しかし、エナメル質の内側には「象牙質」という組織があり、さらにその内部には「歯髄」と呼ばれる歯の神経が存在します。
象牙質には「象牙細管」という微細な管が無数に存在し、これらの管は歯の神経に直接つながっています。
通常、象牙質はエナメル質によって保護されているため問題ありませんが、
何らかの理由でエナメル質が薄くなったり、歯茎が下がって象牙質が露出したりすると、
外部からの刺激が象牙細管を通じて神経に伝わりやすくなります。これが知覚過敏のメカニズムです。
知覚過敏の典型的な症状
知覚過敏の最大の特徴は、刺激がなくなれば痛みもすぐに消えるという「一過性」にあります。
例えば、冷たい飲み物を飲んだ時にしみても、飲み終わればすぐに痛みは治まります。
これがむし歯との大きな違いです。むし歯の場合は、刺激がなくなった後もズキズキとした痛みが続くことが多いのです。
知覚過敏の主な症状としては、冷たい飲食物でしみる、熱い飲食物でしみる、
甘いものや酸っぱいものを食べた時に痛みを感じる、歯磨きの際に痛みを感じる、
冷たい空気を吸い込んだ時に歯がしみるなどが挙げられます。
特に冬場の冷たい風や、夏場の冷たい飲み物で症状を自覚される方が多いようです。
しみる場所も重要なポイントです。知覚過敏は特に小臼歯(前歯と奥歯の間の歯)に症状が出やすい傾向があります。
また、歯と歯茎の境目付近がしみることが多く、この部分は特に象牙質が露出しやすい場所でもあります。
知覚過敏の主な原因〜なぜ象牙質が露出するのか
知覚過敏の直接的な原因は象牙質の露出ですが、では何が象牙質を露出させるのでしょうか。
エナメル質の摩耗による象牙質の露出
エナメル質は非常に硬い組織ですが、時間の経過とともに少しずつすり減っていきます。
加齢による自然な摩耗もありますが、それ以外にもいくつかの要因があります。
まず、過度な力での歯磨きです。「しっかり磨かなければ」という思いから、力を入れすぎて歯を磨いてしまうと、
エナメル質が削れていきます。
また、強い力でなくても、歯ブラシを大きく横方向に動かしながら一度に3〜4歯ずつ磨くような磨き方でも
エナメル質や象牙質は日々少しずつ削れてしまいます。
歯ぎしりや食いしばりも大きな原因の一つです。
特に夜間の無意識な歯ぎしりは、想像以上に強い力が歯にかかります。
歯ぎしりによってエナメル質がすり減るだけでなく、歯の表面に微小な亀裂が入ることもあり、
これが刺激を神経に伝わりやすくする原因となります。
また、酸性の食品や飲料を頻繁に摂取することも問題です。
炭酸飲料、柑橘類、お酢などの酸性食品は、エナメル質を溶かす「酸蝕歯」という状態を引き起こします。
エナメル質はpH5.5以下の酸性環境で溶け始めるため、酸性の飲食物を長時間口の中に留めておくことは避けるべきです。
歯茎の退縮による歯根の露出
健康な歯茎は歯をしっかりと支え、歯の根の部分を覆っています。
しかし、様々な理由で歯茎が下がってしまうことがあります。
歯茎が下がると、本来歯茎に覆われていた歯の根の部分が露出してしまいます。
歯の根の部分はエナメル質ではなく「セメント質」という比較的薄い組織で覆われているため、
エナメル質ほど硬くなく、摩耗しやすいのです。
歯茎が下がる原因としては、まず加齢が挙げられます。
年齢とともに自然に歯茎が下がっていくことは避けられない面もあります。
しかし、それ以外にも過度な力による歯磨きが歯茎を傷つけ、退縮を引き起こすことがあります。
また、歯周病によって骨が溶けていくと、それに伴って歯茎も下がります。
歯ぎしりや食いしばりによって歯茎に過度な力がかかることも、歯茎の退縮を促進する要因となります。
歯茎の退縮は一度進行すると元に戻すことが難しいため、早期の予防と適切なケアが重要です。
定期的な歯科検診で歯茎の状態をチェックし、必要に応じて専門的な治療を受けることをお勧めします。
その他の知覚過敏の原因
ホワイトニング治療の後に一時的に知覚過敏の症状が出ることがあります。
これはホワイトニング剤が歯の表面を一時的に脱灰させるためですが、通常は数日から数週間で症状は治まります。
また、むし歯治療後に詰め物をした部分が一時的にしみることもあります。
これは治療によって歯の神経が刺激を受けたためで、多くの場合は時間とともに改善します。
咬み合わせの乱れも知覚過敏の原因となることがあります。
咬み合わせが悪いと、一部の歯に過度な力がかかり、エナメル質がすり減ったり、歯茎に負担がかかったりします。
矯正治療によって咬み合わせを改善することで、知覚過敏の症状が軽減することもあります。
歯科医院で行う知覚過敏の専門治療
知覚過敏の症状が続く場合は、歯科医院での専門的な治療が効果的です。
知覚過敏抑制薬の塗布
歯科医院では、知覚過敏を抑える専用の薬剤を使用した治療を行います。
これらの薬剤には、露出した象牙細管を物理的に封鎖する成分が含まれており、刺激が神経に伝わるのを防ぎます。
薬剤の塗布は痛みを伴わず、即効性が期待できる治療法です。
イオン導入による歯質強化
イオン導入は、カルシウムやフッ素を歯の内部に効果的に浸透させる治療法です。
微弱な電流を利用することで、通常の塗布よりも深くフッ素を浸透させることができ、歯質を強化します。
研究によれば、10分間のフッ素イオン導入の後に「MIペースト」という歯を守るミネラルペーストを塗ると、
最も高い効果が得られることが示されています。
イオン導入治療は痛みを伴わず、安全で即時的な効果が期待できます。
当院では、知覚過敏でお悩みの患者様に対して、メンテナンスの一環としてこの治療をご提案しています。
定期的にイオン導入を行うことで、知覚過敏の症状を長期的にコントロールすることが可能です。
フッ素塗布によるエナメル質の強化
フッ素塗布は、エナメル質を強化し、酸に対する抵抗力を高める治療法です。
歯科医院で使用する高濃度のフッ素は、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりもはるかに効果的です。
定期的なフッ素塗布により、エナメル質の再石灰化を促進し、知覚過敏の予防と改善が期待できます。
特に酸蝕歯のリスクが高い方、つまり酸性の飲食物を頻繁に摂取する方や、胃酸の逆流がある方などには、
定期的なフッ素塗布が有効です。フッ素塗布は虫歯予防にも効果的ですので、一石二鳥の治療と言えます。
樹脂コーティングによる象牙質の保護
露出した象牙質を樹脂でコーティングする治療も効果的です。
この方法では、歯科用の接着性レジンを使用して、しみる部分を物理的に覆います。
コーティングによって外部からの刺激が直接象牙質に届かなくなるため、即座にしみる症状が改善します。
樹脂コーティングは特に歯と歯茎の境目付近の知覚過敏に有効です。
ただし、コーティング材は時間とともに摩耗したり剥がれたりすることがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
当院では、患者様の症状や生活習慣に応じて、最適な治療法をご提案しています。
根本的な治療〜O-PRO法と矯正治療
知覚過敏の原因が歯茎の退縮や咬み合わせの問題である場合、根本的な治療が必要になることがあります。
「O-PRO法」という最先端の治療方法もあります。
O-PRO法は、歯茎(軟組織)と骨(硬組織)を同時に回復できる画期的な治療法です。
これまでの治療では難しかった歯茎と骨の両方の再生が可能になり、より自然で理想的な状態に近づけることができます。
体にやさしく、しっかりと改善が期待できる治療法として、「しみる」「見た目が気になる」といったお悩みに対応しています。
また、咬み合わせの乱れが原因の場合は、矯正治療によって咬み合わせを改善することで、
知覚過敏の症状が軽減することがあります。
当院には矯正認定医が在籍しており、専門性の高い矯正治療を提供しています。
自宅でできる知覚過敏の対処法と予防法
歯科医院での治療と並行して、ご自宅でのケアも重要です。
知覚過敏用歯磨き粉の使用
市販されている知覚過敏用の歯磨き粉には、「硝酸カリウム」という薬用成分が含まれています。
硝酸カリウムは、露出した象牙細管に作用し、神経の感覚を鈍らせることで、しみる症状を軽減します。
テレビCMでもおなじみの「シュミテクト」などが代表的な製品です。
知覚過敏用歯磨き粉は、毎日継続して使用することで効果が現れます。
すぐに効果が出なくても、少なくとも2週間は使い続けてみてください。
ただし、しばらく使用しても効果がない場合は、知覚過敏ではなくむし歯や歯周病の可能性がありますので、
早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
正しい歯磨き方法の習得
力を入れすぎた歯磨きや大きく歯ブラシを動かす磨き方は、エナメル質を傷つけ、歯茎を下げる原因となります。
正しい歯磨き方法を習得することが、知覚過敏の予防には欠かせません。
まず、硬めの歯ブラシは避け、ふつうの硬さの歯ブラシを選びましょう。
硬い歯ブラシは歯や歯茎を傷つけやすいため、知覚過敏の方には適していません。
商品によってはふつうの硬さと表示されていても、硬めのものもありますので、
自分が使用している歯ブラシを一度歯科医院で見てもらうと良いでしょう。
歯磨きの際は、力を入れず、軽く磨くことを心がけてください。
歯ブラシの毛先が広がるほど力を入れる必要はありません。
歯と歯茎の境目を意識して、45度の角度で歯ブラシを当て、小刻みに動かすのが効果的です。
ゴシゴシと大きく動かすのではなく、1本ずつ丁寧にくすぐるくらいの弱い力で磨くイメージです。
歯磨きのタイミングも重要です。食後すぐは口の中が酸性に傾いているため、エナメル質が柔らかくなっています。
この状態で強く磨くとエナメル質が削れやすくなるため、食後30分程度経ってから歯磨きをするのが理想的です。
ただし、むし歯予防の観点からは食後の早めの歯磨きも大切ですので、食後すぐに磨く場合は特に優しく磨くことを意識してください。
食生活の見直し
酸性の食品や飲料を摂りすぎないよう注意しましょう。
炭酸飲料、柑橘類、お酢などは、エナメル質を溶かす酸蝕歯の原因となります。
これらを完全に避ける必要はありませんが、摂取頻度や摂取方法を工夫することが大切です。
例えば、炭酸飲料を飲む際は、ストローを使って歯に直接触れないようにする、
飲んだ後は水で口をすすぐ、だらだらと長時間飲み続けないなどの工夫が有効です。
また、酸性の食品を摂取した後は、すぐに歯磨きをするのではなく、30分程度待ってから磨くようにしましょう。
温度変化の激しい食べ物にも注意が必要です。
熱い飲み物の直後に冷たいものを摂取するなど、急激な温度変化は知覚過敏の症状を悪化させることがあります。
食事の際は、温度変化を緩やかにするよう心がけてください。
歯ぎしり・食いしばり対策
夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりは、多くの場合無意識に行われています。
朝起きた時に顎が疲れている、頭痛がする、歯の摩耗が見られるといった症状がある方は、
歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
歯ぎしりや食いしばりの対策として最も効果的なのは、「ナイトガード」と呼ばれるマウスピースの使用です。
ナイトガードは、就寝時に装着することで、歯ぎしりによる歯への負担を軽減します。
歯科医院で個人に合わせたナイトガードを作製することができますので、ご相談ください。
日中の食いしばりについては、意識的に改善することが可能です。
実は、噛む時以外は上下の歯は当たらないのが正常な状態です。
ふとした時に、上下の歯がガチッと噛み合っていないか、顎に力が入っていないか、気にする癖をつけるようにしましょう。
パソコン作業中や集中している時など、無意識に食いしばっていることが多いため、定期的に顎の力を抜くことを意識してください。
ストレス管理も重要です。ストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こることがあります。
適度な運動、十分な睡眠、リラックスできる時間を持つなど、ストレス解消法を見つけることも、知覚過敏の予防につながります。
知覚過敏と虫歯の見分け方
歯がしみる症状があると、「むし歯かもしれない」と不安になる方も多いでしょう。
痛みの感じ方の違い
知覚過敏とむし歯では、痛みの感じ方に明確な違いがあります。
知覚過敏の場合、冷たいものや熱いもの、甘いものなどの刺激があった時に一時的に「キーン」としみますが、
刺激がなくなればすぐに痛みが引きます。
一方、むし歯の場合は、刺激がなくなった後もズキズキとした痛みが続くことが多く、
時には何もしていなくても痛むことがあります。
また、歯を軽く叩いた時の反応も異なります。
むし歯の場合は、軽く叩いただけでも響くような痛みを感じることがありますが、
知覚過敏の場合は叩いてもあまり痛みを感じません。
ただし、これらはあくまで目安であり、自己判断は危険です。
症状が続く場合は、必ず歯科医院で診察を受けてください。
症状が出やすい場所の違い
知覚過敏は特に小臼歯(前歯と奥歯の間の歯)に症状が出やすい傾向があります。
また、歯と歯茎の境目付近がしみることが多いのも特徴です。
一方、むし歯はどの歯にも起こる可能性があり、特に奥歯の噛む面や歯と歯の間など、
食べかすが溜まりやすい場所に発生しやすいです。
ただし、知覚過敏とむし歯が同時に存在することもありますし、
症状だけでは判断が難しいケースも少なくありません。
「しみる」という症状が続く場合は、早めに歯科医院で検査を受けることが大切です。
当院では、丁寧な診察と最新の診断機器を用いて、正確な診断を行っています。
定期検診の重要性
知覚過敏もむし歯も、早期発見・早期治療が重要です。
症状が出てから歯科医院を受診するのではなく、定期的に検診を受けることで、
問題を早期に発見し、適切な処置を行うことができます。
当院では、「悪化してから歯医者に通うのではなく、悪化しないために通う習慣」を推奨しています。
定期検診では、むし歯や歯周病のチェックだけでなく、エナメル質の状態、歯茎の状態、咬み合わせなども確認します。
知覚過敏のリスクが高い状態を早期に発見し、予防的な処置を行うことで、しみる症状が出る前に対策を講じることができます。
江田あおば歯科・矯正歯科の知覚過敏治療
当院では、知覚過敏でお悩みの患者様に対して、包括的な治療とケアを提供しています。
痛くない、削らない、抜かない治療
当院の理念は「痛くない、削らない、抜かない治療」です。
知覚過敏の治療においても、この理念を大切にしています。
できる限り歯を削らず、健康な歯質を残すことを最優先に考え、患者様の負担が少ない治療法を選択します。
知覚過敏の治療は、多くの場合、痛みを伴わない処置で改善が可能です。
薬剤の塗布、フッ素塗布など、患者様にとって快適な治療を提供しています。
また、必要に応じて樹脂コーティングや矯正治療などの専門的な治療も行っています。
予防中心の診療システム
当院では、予防中心の診療システムを採用しています。
知覚過敏は、適切な予防とメンテナンスによって、症状の発生を防いだり、悪化を防いだりすることが可能です。
定期的なクリーニング、フッ素塗布、正しい歯磨き指導などを通じて、患者様のお口の健康を長期的にサポートしています。
特に、歯周病治療は知覚過敏の予防にも重要です。
歯周病によって歯茎が下がると、象牙質が露出しやすくなります。
当院では、歯周病の早期発見と適切な治療により、歯茎の健康を維持し、知覚過敏のリスクを低減します。
丁寧なカウンセリングと個別対応
知覚過敏の原因や症状は、患者様一人ひとり異なります。
当院では、丁寧なカウンセリングを通じて、患者様の症状や生活習慣、お悩みを詳しくお聞きし、最適な治療計画を立てます。
画一的な治療ではなく、個々の患者様に合わせたオーダーメイドの治療を提供することを心がけています。
また、治療内容についても十分にご説明し、患者様が納得した上で治療を進めます。
疑問や不安があれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
プライバシーを重視した半個室の診療環境で、リラックスして治療を受けていただけます。
アクセスの良さと通いやすさ
当院は、東急田園都市線江田駅から徒歩1分という好立地にあります。
駅から近く、通いやすい環境が整っています。また、医院前には4台分の駐車スペースを完備しており、お車での来院にも便利です。
診療時間は月曜日から土曜日まで、9:00〜13:00、14:30〜18:00となっており、
土曜日も診療可能です。お仕事帰りや休日にも通いやすいスケジュールとなっています。
24時間ウェブ予約システムも導入していますので、いつでもご予約いただけます。
ただし、当日や近日中の急ぎのご予約については、お電話でお問い合わせいただくことをお勧めします。
まとめ〜しみる痛みから解放され、快適な食生活を取り戻すために
知覚過敏は、適切なケアと治療によって改善できる症状です。
冷たいものや熱いものがしみる、歯ブラシの時に痛むといった症状は、決して我慢する必要はありません。
まずは、知覚過敏のメカニズムと原因を理解することが大切です。
エナメル質の摩耗や歯茎の退縮によって象牙質が露出し、刺激が神経に伝わりやすくなることが知覚過敏の主な原因です。
過度な力での歯磨き、歯ぎしりや食いしばり、酸性食品の摂りすぎ、歯周病などが、象牙質の露出を引き起こします。
ご自宅でのケアとしては、知覚過敏用歯磨き粉の使用、正しい歯磨き方法の習得、食生活の見直し、
歯ぎしり・食いしばり対策などが有効です。特に、柔らかめの歯ブラシを使い、力を入れずに優しく磨くことが重要です。
また、酸性の飲食物を摂取した後は、30分程度待ってから歯磨きをするようにしましょう。
症状が続く場合や、セルフケアで改善しない場合は、歯科医院での専門的な治療をお勧めします。
知覚過敏抑制薬の塗布、イオン導入、フッ素塗布、樹脂コーティングなど、様々な治療法があります。
また、歯茎の退縮が原因の場合は、O-PRO法などの根本的な治療も可能です。
定期的な歯科検診を受けることで、知覚過敏の早期発見と予防が可能になります。
「悪化してから歯医者に通うのではなく、悪化しないために通う習慣」を作ることが、お口の健康を長期的に守る鍵となります。
知覚過敏でお悩みの方、しみる症状が気になる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
20年以上の臨床経験を持つ歯科医師が、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療とケアを提供します。
しみる痛みから解放され、美味しく食事を楽しめる生活を取り戻しましょう。
詳しい治療内容やご予約については、江田あおば歯科・矯正歯科の公式サイトをご覧ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
監修医師
江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

https://aoba-ku.jp/medical_list/facilities/6474/interview
経歴
サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院
所属団体
日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会