歯周病とは何か?〜「沈黙の病気」と呼ばれる理由

 

 

歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)や歯茎が細菌によって破壊される病気で、

痛みなく進行するため「沈黙の病気」とも呼ばれます。

 

成人が歯を失う原因の第1位であり、放置すると歯がグラグラになり最終的には抜歯が必要になります。

歯周病の原因菌は糖尿病・肺炎・狭心症・心筋梗塞・早産・骨粗しょう症など、

全身の健康に大きな影響を及ぼすことが明らかになっています。

主な自覚症状は以下のとおりです。

 

  • 歯茎が赤く腫れている、または下がってきた
  • 歯磨き時に歯茎から出血する
  • 口臭が気になる・指摘された
  • 歯がグラグラする・ボロボロになってきた
  • 冷たいものや熱いものがしみる

 

これらの症状が1つでも当てはまる場合は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

 

 

初診ではどんな検査をするのか?〜検査内容を詳しく解説

初診では主に「問診・レントゲン撮影・口腔内写真・歯周ポケット検査(プロービング)」の4つの検査を行い、

歯周病の進行度を正確に把握します。

検査なしに治療を始めることは、地図なしで目的地を目指すようなものです。

正確な診断が、その後の治療の質を決めます。

 

 

①問診〜現在の症状と生活習慣を確認する

 

まず、いつ頃から症状が出たか・痛みの有無・喫煙習慣・全身疾患(糖尿病など)の有無をお聞きします。

歯周病は全身疾患と深く関わるため、服用中のお薬も含めて詳しく確認します。

当院では半個室の診療スペースを設けており、プライバシーに配慮した環境でゆっくりとお話しいただけます。

 

②レントゲン撮影〜骨の状態を確認する

 

歯周病の進行度を正確に把握するために、レントゲン撮影は欠かせません。撮影には主に2種類あります。

  • パノラマ撮影:顎全体を1枚で撮影し、骨の吸収状態や全体的な歯の状態を把握します。
  • デンタル撮影(10〜14枚法):2〜3本単位で細かく撮影し、

パノラマでは見逃しやすい小さな病変や歯根の状態まで詳しく診断します。

歯周病治療においてはパノラマ写真と10〜14枚レントゲン写真の両方を使うことで、より精度の高い診断が可能になります。

 

③口腔内写真〜現在の状態を記録する

 

お口の中を専用カメラで撮影し、歯茎の腫れ・歯の色・磨き残しの状況などを記録します。

治療前後の変化を患者さん自身に確認していただくための大切な資料にもなります。

 

④歯周ポケット検査(プロービング)〜歯周病の進行度を数値化する

 

「プローブ」と呼ばれる細い器具を使って、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の深さを測定します。

ポケットの深さの目安は以下のとおりです。

  • 1〜3mm:健康な歯周組織
  • 3〜4mm:軽度歯肉炎の疑い
  • 4〜5mm:中等度歯周炎
  • 6mm以上:重度歯周炎

 

1本の歯につき表側3か所・裏側3か所の計6か所を測定する「6点法」が標準的です。

同時に歯の動揺度(グラつき)や歯茎からの出血の有無も確認します。

 

 

検査結果をどう読むのか?〜診断と治療計画の立て方

 

 

 

検査結果をもとに歯周病の重症度を「軽度・中等度・重度」に分類し、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立案します。

治療内容にご納得いただいてから治療を開始するのが当院の方針です。

検査・診断・治療計画の立案を治療の最初のステップとして明確に位置づけています。

根拠に基づいた治療計画が、長期的な歯の保存につながります。

治療計画の説明では以下の内容をお伝えします。

 

  • 現在の歯周病の進行度と原因
  • 必要な治療のステップと期間の目安
  • 保険診療・自由診療の選択肢と費用の目安
  • セルフケア(自宅での歯磨き)の重要性

 

 

歯周病治療はどんな流れで進むのか?〜初診後のステップを解説

 

歯周病治療は「基本治療→再評価→必要に応じた外科治療→メインテナンス」という段階的なステップで進みます。

虫歯治療と異なり、ある程度の期間が必要です。

 

ステップ1:ブラッシング指導とスケーリング(歯石除去)

 

歯周病の根本原因は「プラーク(歯垢)」です。

プラークは細菌の塊であり、放置すると硬い「歯石」になります。

歯石は自宅のブラッシングでは除去できないため、専用の器具(スケーラー)を使って歯科医院で取り除く必要があります。

同時に、歯科衛生士が患者さんの歯並びや磨き方のクセに合わせた「ブラッシング指導(TBI)」を行います。

正しいセルフケアが治療効果を大きく左右します。

 

ステップ2:SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

 

歯周ポケットが深い場合、ポケットの奥深くに付着した歯石や汚染物質を除去する

「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」を行います。

必要に応じて麻酔を使用するため、痛みへの配慮も万全です。

 

ステップ3:再評価検査

 

基本治療が終わったら、再度歯周ポケットの深さや骨の状態を検査します。

改善が確認できればメインテナンスへ、改善が不十分な場合は外科的処置を検討します。

 

ステップ4:外科的処置(必要な場合)

 

重度の歯周病で基本治療だけでは改善が難しい場合、「フラップ手術」などの外科的処置を行うことがあります。

歯茎を切開して歯根の深部の歯石を直接除去する方法です。

 

ステップ5:メインテナンス(定期管理)

 

歯周病は治療後も再発リスクがあります。1〜4か月ごとの定期検診(メインテナンス)で状態を維持することが、

歯を長く守るために不可欠です。

 

 

歯がボロボロ・グラグラでも治療できるのか?〜重度歯周病への対応

 

 

 

歯がボロボロになっていたり、グラグラと動揺している場合でも、状態によっては歯を残せる可能性があります。

まずは正確な検査で「残せる歯」と「残せない歯」を見極めることが重要です。

歯の動揺度は0〜3度で評価され、動揺度3度(2mm以上の揺れ、または垂直方向の動揺)の場合は抜歯が必要なケースもあります。

しかし、動揺度が高くても骨の状態や炎症のコントロール次第では保存できる場合があります。

「もう手遅れかも」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。当院の日本歯周病学会認定医が丁寧に診査・診断いたします。

 

  • 軽度〜中等度:スケーリング・SRP・ブラッシング指導で改善が期待できます
  • 重度(骨吸収が著しい):外科的処置や再生療法を検討します
  • 保存困難な歯:抜歯後のインプラント・入れ歯・ブリッジなどの選択肢をご提案します

 

歯周病治療の費用はどのくらいかかるのか?〜保険診療と自由診療の違い

 

歯周病の基本的な治療(検査・スケーリング・SRPなど)は健康保険が適用されるため、3割負担で受けることができます。

自由診療は保険外の高度な治療や審美的な処置が対象となります。

保険診療で対応できる主な内容は以下のとおりです。

 

  • 歯周基本検査・歯周精密検査:保険適用
  • レントゲン撮影:保険適用
  • スケーリング(歯石除去):保険適用
  • SRP(スケーリング・ルートプレーニング):保険適用
  • ブラッシング指導:保険適用

 

具体的な費用は歯の本数・歯周病の進行度・通院回数によって異なります。

詳しくは初診時にご説明しますので、お気軽にご相談ください。

 

当院で歯周病治療を受けるメリットは何か?〜江田あおば歯科・矯正歯科の特徴

 

当院は東急田園都市線・江田駅から徒歩1分の立地に、日本歯周病学会認定医が在籍し、予防中心の歯周病治療を提供しています。

「痛くない・削らない・抜かない治療」を基本方針に、患者さんの歯を守ることを最優先に考えています。

当院の主な特徴をご紹介します。

 

  • 日本歯周病学会認定医在籍:専門的な知識と豊富な症例経験をもとに診断・治療を行います
  • 予防中心の診療システム:治療後の再発を防ぐメインテナンスプログラムを提供しています
  • 半個室の診療スペース:プライバシーに配慮した環境で、安心して治療を受けていただけます
  • 駐車場4台完備:お車でのご来院も安心です
  • オールジャンル対応:歯周病治療に加え、むし歯・インプラント・矯正・小児歯科など幅広く対応します
  • 24時間WEB予約:お忙しい方もご都合に合わせて予約できます

 

院長の上田聡太は横浜市青葉区で育ち、地元・江田エリアで開業しました。

「一本の歯を守ること」に全力を注ぐ地域密着型の歯科医院です。

歯周病でお悩みの方、歯がグラグラ・ボロボロで不安な方は、ぜひ当院へご相談ください。

日本歯周病学会認定医が丁寧に検査・診断し、あなたに合った治療計画をご提案します。

江田あおば歯科・矯正歯科 歯周病では、24時間WEB予約またはお電話(045-530-3255)でご予約を承っています。

 

よくある質問

 

歯周病の初診にはどのくらい時間がかかりますか?

 

初診は問診・レントゲン・歯周ポケット検査を含めて60〜90分程度が目安です。

検査内容や口腔内の状態によって前後することがあります。

 

歯周病の初診は保険診療で受けられますか?

 

はい、歯周病の検査・診断・基本治療は健康保険が適用されます。

3割負担で受診できるため、費用を抑えながら専門的な治療を受けることが可能です。

 

歯がグラグラしていても治療できますか?

 

歯の動揺度や骨の状態によっては歯を残せる可能性があります。

まず正確な検査で状態を把握することが重要です。

諦めずにご相談ください。

 

歯周病治療は何回通院が必要ですか?

 

軽度の場合は3〜5回程度、中等度〜重度の場合は数か月〜1年にわたる通院が必要なことがあります。

定期的なメインテナンスも含めると長期的な管理が大切です。

 

歯周病治療は痛いですか?

 

スケーリングや歯周ポケット内の処置は、必要に応じて麻酔を使用するため痛みを最小限に抑えられます。

当院では「痛くない治療」を基本方針としています。

 

歯周病は完治しますか?

 

歯周病は適切な治療とセルフケアで進行を止め、症状を改善できます。

ただし再発リスクがあるため、定期的なメインテナンスで状態を維持することが重要です。

 

子どもも歯周病になりますか?

 

子どもでも歯肉炎(歯周病の初期段階)になることがあります。

当院では小児歯科も対応しており、お子様のペースに合わせた優しい診療を提供しています。

 

口臭がひどいのですが歯周病が原因ですか?

 

口臭の原因の多くは歯周病菌が出す毒素や歯周ポケット内の細菌です。

歯周病治療で口臭が改善するケースは多くあります。まず検査で原因を特定することをおすすめします。

 

歯周病と糖尿病は関係がありますか?

 

深い関係があります。歯周病は糖尿病を悪化させ、

逆に糖尿病は歯周病を進行させる「双方向の関係」があることが、日本歯周病学会の研究でも示されています。

江田あおば歯科・矯正歯科への予約方法を教えてください。

 

24時間受付のWEB予約、またはお電話(045-530-3255)でご予約いただけます。

当日・近日中のご予約はお電話が確実です。東急田園都市線・江田駅から徒歩1分、駐車場4台完備です。

 

 

結論

 

歯周病治療の初診では、問診・レントゲン・歯周ポケット検査を通じて正確な診断を行い、

個別の治療計画を立てることが最初の重要なステップです。

「歯がグラグラ・ボロボロになってから」ではなく、気になる症状が出た段階で早めに受診することが歯を守る最善策です。

江田あおば歯科・矯正歯科では、日本歯周病学会認定医が丁寧に診査・診断し、

予防中心の治療で長期的な口腔健康をサポートします。

監修医師

 

江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

 

 

https://aoba-ku.jp/medical_list/facilities/6474/interview

 

経歴

サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院

 

所属団体

日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会