8020運動の達成率と現状

 

運動開始当初の1989年には、8020達成者はわずか10人に1人程度でした。

しかし、30年以上にわたる取り組みの結果、令和4年の歯科疾患実態調査によると、

80歳で20本以上の歯を残している方の割合は51.6%となっています。

当初の目標である50%を達成したのです。

これは素晴らしい成果です。

 

しかし同時に、約半数の方が目標を達成できていないという現実もあります。

歯を失う原因で最も多いのは歯周病です。

この病気は生活習慣病とも言われ、予防が可能な疾患です。

 

 

なぜ20本なのか?歯の本数と食生活の関係

 

「なぜ20本なのか?」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

残存歯数が約20本あれば、大抵の食べ物を噛みくだくことができます。

食生活にほぼ満足できる状態を保てるのです。

 

 

20本以上の歯があることのメリット

 

20本以上の歯を保つことで、以下のようなメリットがあります。

 

– **多様な食材を楽しめる**・・・硬い食材や繊維質の多い野菜もしっかり噛める

– **栄養バランスの維持**・・・偏食を防ぎ、バランスの良い食事が可能

– **消化機能のサポート**・・・よく噛むことで胃腸への負担を軽減

– **認知機能の維持**・・・咀嚼が脳への刺激となり、認知症予防にも期待できる

– **会話や表情の豊かさ**・・・発音が明瞭になり、笑顔にも自信が持てる

 

歯を失うと、これらのメリットが徐々に失われていきます。だからこそ、早い段階から予防に取り組むことが大切なのです。

 

 

8020を達成するための予防習慣

 

 

 

 

8020を達成するためには、日々のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両輪が欠かせません。

 

 

毎日のセルフケアで実践すべきこと

 

まず、ご自宅でできるセルフケアについてご説明します。

 

**正しい歯磨きの習慣**を身につけることが基本です。

1日2回以上、特に就寝前は丁寧に磨きましょう。歯ブラシは毛先が広がったら交換し、常に清潔な状態を保ちます。

 

**歯間ケア**も重要です。歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは取り切れません。

デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシでは届かない部分もケアしましょう。

 

**フッ素入り歯磨き剤の使用**もおすすめです。フッ素は歯の再石灰化を促進し、むし歯予防に有効です。

 

 

定期的なプロフェッショナルケアの重要性

 

どれだけ丁寧にセルフケアをしても、歯ブラシでは届かない部分があります。

かかりつけの歯科医院で定期的にチェックを受けることで、むし歯や歯周病を早期に発見できます。

早期発見・早期治療が何より大切です。

私たちの医院では、予防中心の診療システムを取り入れています。

悪化してから歯医者に通うのではなく、悪化しないために通う習慣を作ることが8020達成への近道です。

プロフェッショナルケアでは、歯石除去やクリーニング、歯磨き指導、

食生活のアドバイスなど、お一人おひとりのお口の状態に合わせたサポートを行います。

江田駅から徒歩1分の当院では、半個室を完備しており、プライベート空間を守りながら安心して治療を受けていただけます。

 

 

ライフステージごとの予防ポイント

 

8020運動は、生まれる前から始まっています。

楽しく充実した食生活を送り続けるためには、

妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。

 

 

妊娠期・乳幼児期

 

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯周病になりやすくなります。

妊娠中の歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があるため、妊娠前からのケアが重要です。

お子様の歯は、乳歯の段階から大切にケアすることで、永久歯の健康にもつながります。

私たちの医院では「泣かない・こわくない・楽しく通える歯医者さん」をコンセプトに、

お子様のペースに合わせたやさしい診療を提供しています。

歯磨き指導や予防指導、食生活のアドバイス等を通じて、お子様のお口の健康を専門的にサポートしています。

 

 

成人期・働き盛り世代

 

仕事や家事で忙しい働き盛り世代は、歯科医院への通院が後回しになりがちです。

しかし、この時期に歯周病が進行すると、将来的に多くの歯を失うリスクが高まります。

忙しい中でも、3〜6ヶ月に一度は定期検診を受けることをおすすめします。

当院は24時間WEB予約に対応しており、お忙しい方でもご都合に合わせてご予約いただけます。

 

 

高齢期

 

8020を達成している方は、これからも自分の歯で、おいしく楽しく食事を楽しんでいただくために、

できるだけ今の状態を維持できるように心がけていただきたいと思います。

80歳になる前に残りの歯が20本未満になってしまった方も、これ以上歯を失うことがないように心がけていくことが大切です。

歯を失ったところには適切な補綴物や義歯を入れることで、咀嚼機能を維持できます。

 

 

8020運動のその先へ・・・オーラルフレイル予防

 

8020運動が順調に達成されつつある今、次の目標が見えてきました。

健康寿命の延伸のポイントは、残っている歯の本数だけではありません。

話すことや食べて飲み込むことなど、口の健康状態を保つことにあると考えられています。

高齢社会の今、介護予防の点で早めに対応しようという活動も推進されるようになりました。

それが「オーラルフレイル(口腔機能の低下)を予防する」ための活動です。

 

 

オーラルフレイルとは

 

オーラルフレイルとは、加齢に伴う口腔機能の衰えのことです。

具体的には以下のような症状が現れます。

 

– 食べこぼしが増える

– むせることが多くなる

– 滑舌が悪くなる

– 口の中が乾燥する

– 噛みにくい食べ物が増える

 

これらの症状を放置すると、栄養状態の悪化や社会参加の減少につながります。

最終的には要介護状態に至るリスクが高まります。

だからこそ、8020を達成するだけでなく、口腔機能全体を維持することが健康寿命の延伸には不可欠なのです。

日本歯周病学会認定医として、私は科学的根拠に基づいた歯周治療を提供しています。

お口の健康を総合的にサポートし、皆様の健康寿命延伸に貢献してまいります。

 

 

まとめ・・・今日から始める8020への道

 

 

 

 

8020運動は、80歳で20本以上の歯を保つことを目標とした取り組みです。

達成率は50%を超えましたが、まだ約半数の方が目標に届いていません。

歯を失う最大の原因は歯周病であり、日々のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが予防の鍵となります。

20本以上の歯があれば、多様な食材を楽しみ、栄養バランスを保ち、会話や笑顔にも自信が持てます。

そして何より、生涯にわたって自分の歯で食べる楽しみを味わえるのです。

 

8020を達成するためには、妊娠期から高齢期まで、すべてのライフステージで適切なケアを続けることが大切です。

さらに、歯の本数だけでなく、口腔機能全体を維持するオーラルフレイル予防にも取り組むことで、健康寿命の延伸につながります。

「単に歯を治せばいい」という時代は終わりました。

 

私たちは、皆様の生涯のお口の健康を守れるような治療を提供し続けることをお約束します。

1人ひとり丁寧にカウンセリングを行い、一本の歯を守ることに全力を注いでまいります。

8020達成への第一歩は、今日から始められます。

 

まずは、かかりつけの歯科医院を持つことから始めてみませんか?

江田あおば歯科・矯正歯科では、予防中心の診療システムを取り入れ、皆様のお口の健康を専門的にサポートしています。

横浜市青葉区で育った私が、地域の皆様の健康と笑顔のお手伝いをいたします。

お気軽にご相談ください。

 

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江田あおば歯科・矯正歯科 予防歯科

監修医師

 

江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

 

 

https://aoba-ku.jp/medical_list/facilities/6474/interview

 

経歴

サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院

 

所属団体

日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会