すきっ歯とは?原因と放置するリスク
すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態のことです。
正式には「空隙歯列」や「歯間離開歯」と呼ばれ、特に前歯に現れることが多い症状です。
すきっ歯の主な原因
すきっ歯の原因は一つではありません。
生まれつき歯が小さかったり、歯の本数が足りない「先天欠如」の場合、自然とすき間が生まれやすくなります。
また、本来より多い「過剰歯」が隠れていると、他の歯が正しい位置に並べず、結果としてすきっ歯になることもあります。
さらに、舌で前歯を押す癖や頬杖をつく習慣など、日常的な癖が原因となることもあります。
上唇小帯という唇と歯ぐきをつなぐスジが前歯の間まで伸びている場合も、すきっ歯の原因となります。
30代以降の方で急に前歯の隙間が広がってきた場合は、歯周病が進行している可能性があります。
歯周病が進むと歯を支える骨が痩せてしまい、歯がぐらついたり倒れたりして、すき間が生まれるのです。
すきっ歯を放置するとどうなる?
すきっ歯を放置すると、いくつかの問題が生じる可能性があります。
まず、隙間に食べ物のカスが詰まりやすくなり、しっかり歯を磨けていないと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
発音にも影響が出ることがあります。
歯にすき間があると空気が漏れてしまうため、特にサ行やタ行の発音が不明瞭になり、滑舌が悪くなることがあります。
また、見た目を気にして人前で笑えなくなるなど、精神的な負担を感じる方も少なくありません。
すきっ歯の治療方法①矯正治療

矯正治療は、歯を削らずにすきっ歯を治せる方法です。
歯を動かして隙間を閉じるため、健康な歯を保ちながら治療できることが大きな特徴です。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを装着し、徐々に歯を動かしていく方法です。
目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きの際に不便を感じにくいというメリットがあります。
軽度から中程度のすきっ歯に適しており、治療期間は約6か月から1年半程度が一般的です。
費用は部分矯正であれば比較的抑えられますが、全体矯正の場合は70万円から100万円程度かかることが多いです。
ワイヤー矯正
歯の表側または裏側にブラケットという器具を装着し、ワイヤーで歯を動かす方法です。
あらゆる症例に対応でき、確実な歯の移動が可能なため、中程度から重度のすきっ歯に向いています。
治療期間は1年から2年半程度、費用は80万円から120万円程度が目安となります。
表側矯正は目立ちやすいというデメリットがありますが、裏側矯正であれば見た目を気にせず治療できます。
ただし、裏側矯正は装着期間が長くなる傾向があります。
部分矯正
前歯2本から4本だけを動かすなど、治療範囲を限定した矯正方法です。
軽度のすきっ歯で、前歯だけに問題がある場合に適しています。
治療期間は3か月から1年程度と短く、費用も15万円から60万円程度と比較的抑えられます。
ただし、奥歯の噛み合わせに問題がある場合や、歯並び全体のバランスが悪い場合には適用できないことがあります。
すきっ歯の治療方法②セラミック治療

セラミック治療は、歯を削ってセラミック製の補綴物を装着することで、すきっ歯を改善する方法です。
短期間で見た目を整えられることが大きな特徴です。
ラミネートベニア
歯の表面を0.3〜1.0ミリ程度削り、セラミック製の薄いチップを貼り付ける方法です。
削る量が少なく、自然な歯の色味を再現できるため、仕上がりが美しいという特徴があります。
治療期間は2回から3回の通院で済むことが多く、費用は1本あたり8万円から15万円が目安です。
ただし、健康な歯を削る必要があることと、保険適用外のため費用が高額になることがデメリットです。
セラミッククラウン
歯を全体的に削り、セラミック製の被せ物を装着する方法です。
削る量は多くなりますが、色合いが自然で変色しづらく、歯の形や色を大きく変えたい場合に適しています。
治療期間は約2週間から4週間程度、費用は1本あたり10万円から15万円以上が一般的です。
オールセラミックは汚れがつきにくく、変色しづらいというメリットがありますが、
自費診療のため費用が高額になることと、健康な歯を削る量が多いことがデメリットです。
すきっ歯の治療方法③ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングは、歯を削らずに樹脂で隙間を埋める方法です。
最短即日で治療が完了し、費用も比較的抑えられることから、近年注目されている治療法です。
ダイレクトボンディングの特徴
ダイレクトボンディングは、色調や透明感の異なる多種類のハイブリッドレジン
(セラミックを配合した高品質な歯科用プラスチック)を、歯に直接盛り付けていく治療法です。
型取りが不要で、その日のうちに治療が完了することが大きな特徴です。
歯を削る量が最小限で済むため、歯への負担が少なく、天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりを実現できます。
ダイレクトボンディングのメリット
まず、歯を削らずに治療できることが最大のメリットです。
すきっ歯の場合、隙間だけを埋めるため、健康な歯質を傷つけません。
治療期間が短く、1回の通院で完了することがほとんどです。
仮歯の期間も存在しないため、日常生活への影響が少なくて済みます。
費用面でも、矯正治療やセラミック治療と比べて比較的安価です。
1本あたり数万円程度で治療できることが多く、経済的な負担が少ないと言えます。
また、部分的な補修が可能なため、治療部位がかけた場合や変色した場合でも、その部分だけを修復できます。
ダイレクトボンディングのデメリット
仕上がりが歯科医師の技量に左右されるという点があります。
型取りを行わずに直接盛り付ける治療であるため、経験豊富な歯科医師による治療が重要です。
また、セラミックと比べると強度がやや劣るため、強い力がかかる部位には適さないことがあります。
保険適用のレジンより変色しにくいとはいえ、セラミックほどの耐久性はないため、定期的なメンテナンスが必要です。
大きな隙間や、歯並び全体に問題がある場合には、ダイレクトボンディングだけでは対応できないこともあります。
治療方法の比較と選び方のポイント
すきっ歯の治療方法は、それぞれに特徴があり、適した症例も異なります。
ご自身の状態や希望に合った方法を選ぶことが大切です。
治療期間で選ぶ
すぐに見た目を改善したい場合は、ダイレクトボンディングが最適です。1回の通院で治療が完了します。
セラミック治療も2週間から4週間程度と比較的短期間で治療できます。
一方、矯正治療は時間がかかりますが、歯を削らずに根本的に治せるという大きなメリットがあります。
部分矯正で3か月から1年、全体矯正で2年から3年程度が目安です。
費用で選ぶ
費用を抑えたい場合は、ダイレクトボンディングが最も経済的です。1本あたり数万円程度で治療できます。
部分矯正も15万円から60万円程度と、全体矯正と比べて費用を抑えられます。
セラミック治療は1本あたり8万円から15万円程度、全体矯正は50万円から120万円程度が目安となります。
歯を削りたくない場合
健康な歯を削りたくない場合は、矯正治療またはダイレクトボンディングが適しています。
矯正治療は歯を動かして隙間を閉じるため、歯質を削る必要がありません。
ダイレクトボンディングも、すきっ歯の場合は隙間だけを埋めるため、歯を削らずに治療できることがほとんどです。
症例の程度で選ぶ
軽度のすきっ歯で前歯だけに問題がある場合は、ダイレクトボンディングや部分矯正が適しています。
中程度から重度のすきっ歯、または歯並び全体に問題がある場合は、全体矯正が必要になることが多いです。
奥歯の噛み合わせが崩れている場合や、舌の癖がある場合も、矯正治療で根本的に治すことが推奨されます。
セラミック治療は、歯の色や形も一緒に整えたい場合に適していますが、
健康な歯を削る必要があるため、慎重な判断が必要です。
当院でのすきっ歯治療の流れ

江田あおば歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりのお口の状態やご希望に合わせた治療計画をご提案しています。
初診カウンセリング
まず、お口の中を詳しく確認し、むし歯や歯周病の有無をチェックします。
すきっ歯の原因を特定し、どの治療方法が適しているかを丁寧にご説明します。
患者様のご希望やライフスタイル、ご予算なども考慮しながら、最適な治療計画を一緒に考えていきます。
治療前の準備
むし歯や歯周病がある場合は、まずそちらの治療を優先します。
お口の健康状態を整えてから、すきっ歯の治療に進むことで、長期的な安定を目指します。
矯正治療の場合は、精密検査を行い、歯の動き方をシミュレーションします。
治療の実施
ダイレクトボンディングの場合は、その日のうちに治療が完了します。
セラミック治療の場合は、歯を削った後に仮歯を装着し、セラミックが完成したら最終的な装着を行います。
矯正治療の場合は、定期的に通院していただき、歯の動きを確認しながら調整を行います。
治療後のメンテナンス
治療が完了した後も、定期的なメンテナンスが大切です。
ダイレクトボンディングやセラミック治療の場合は、定期的なクリーニングで美しい状態を維持できます。
矯正治療の場合は、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を使用していただきます。
当院では、予防中心の診療システムを採用しており、治療後も長期的にお口の健康をサポートしています。
まとめ
すきっ歯の治療方法には、矯正治療・セラミック治療・ダイレクトボンディングなど、複数の選択肢があります。
矯正治療は歯を削らずに根本的に治せる方法で、マウスピース矯正・ワイヤー矯正・部分矯正などがあります。
治療期間は3か月から2年半程度、費用は15万円から120万円程度が目安です。
セラミック治療は短期間で見た目を整えられる方法で、ラミネートベニアやセラミッククラウンがあります。
治療期間は2週間から4週間程度、費用は1本あたり8万円から15万円以上が目安です。
ダイレクトボンディングは、歯を削らずに樹脂で隙間を埋める方法で、最短即日で治療が完了し、費用も比較的抑えられます。
どの方法が適しているかは、すきっ歯の程度や原因、患者様のご希望によって異なります。
江田あおば歯科・矯正歯科では、日本歯周病学会認定医が在籍し、科学的根拠に基づいた治療を提供しています。
「痛くない、削らない、抜かない治療」を徹底し、患者様一人ひとりに合った治療計画をご提案しています。
すきっ歯でお悩みの方は、まず現在のお口の状態を知ることから始めてみませんか?
東急田園都市線江田駅から徒歩1分、駐車場も4台完備しており、通いやすい環境を整えています。
24時間WEB予約にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
詳しい治療内容や料金については、江田あおば歯科・矯正歯科 審美治療の公式サイトをご覧ください。
皆様の生涯のお口の健康を守れるような治療を提供し続けることをお約束します。
監修医師
江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

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経歴
サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院
所属団体
日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会
