歯周病の定期検診とは何か?〜「沈黙の病気」を見逃さないために

 

 

 

 

歯周病の定期検診とは、歯周ポケットの深さ・歯肉の炎症・歯石の付着状況などを定期的に確認し、

病気の早期発見と再発防止を図る予防処置です。

厚生労働省(2024年)によると、歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」に分類され、細菌性プラークが主な原因です。

初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することから「沈黙の病気」とも呼ばれています。

歯周病は成人期以降に歯を失う最大の原因であり、放置すると歯がグラグラになり最終的には抜歯が必要になります。

定期検診を受けることで、こうした深刻な事態を未然に防ぐことができます。

 

歯周病が全身に与える影響とは?

 

歯周病は口の中だけの問題ではありません。

厚生労働省の資料(2024年)では、歯周病と糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞・呼吸器疾患・慢性腎臓病・早産などとの関連が報告されています。

WHOの研究では、口腔疾患(う蝕・歯周病・歯の喪失等)が高齢者の健康寿命を喪失させる10大原因の1つと報告されています。

歯周病の定期検診は、全身の健康を守るためにも重要な意味を持ちます。

 

 

 

歯周病の定期検診では何をするのか?〜検診内容を詳しく解説

 

歯周病の定期検診では、問診・歯周組織検査・歯石除去・ブラッシング指導などが行われます。

痛みを伴う処置は少なく、多くの方が安心して受けられます。

厚生労働省が示す歯周病検診の実施内容は以下のとおりです。

 

  • 問診:歯周病に関連する自覚症状の有無、生活習慣(喫煙・食事など)を確認します。
  • 歯の状況確認:むし歯の有無や被せ物の状態をチェックします。
  • 歯肉の状態確認:プローブと呼ばれる細い器具で歯周ポケットの深さを測定し、出血の有無を確認します。
  • 歯石の付着状況確認:歯石がどの程度ついているかを確認し、必要に応じて除去します。
  • 歯列・咬合・顎関節・口腔粘膜の確認:口腔内全体の健康状態を総合的に評価します。
  • ブラッシング指導:自宅でのセルフケアを改善するための具体的なアドバイスを受けます。

 

当院(江田あおば歯科・矯正歯科)では、日本歯周病学会認定医が在籍しており、

専門的な視点から一人ひとりの口腔内状態を詳しく評価します。

歯周ポケットの深さや出血の有無を数値で記録し、次回検診時との比較によって変化を正確に把握します。

 

歯周病の検診結果はどう判定される?

 

検診結果は「異常なし」「要指導」「要精密検査」の3段階で判定されます。

 

  • 異常なし:現状維持のセルフケアを継続します。
  • 要指導:歯みがきの方法など日常生活習慣の改善指導を受けます。
  • 要精密検査:歯科医療機関での精密検査が必要です。早めに受診しましょう。

 

 

 

歯周病の定期検診はどのくらいの頻度で受けるべきか?

 

 

 

一般的には3〜6か月に1回の定期検診が推奨されています。

歯周病リスクが高い方は1〜2か月に1回のペースが目安です。

自治体が実施する歯周病検診は、健康増進法に基づき20歳・30歳・40歳・50歳・60歳・70歳の節目年齢に案内が届きます(厚生労働省、2024年)。

 

しかし10年に1度では歯のメンテナンスとして不十分です。その間も3〜6か月ごとに歯科医院での定期検診を受けることが大切です。

歯周病は治療後も再発しやすい病気です。

特に治療が終わった直後の「メインテナンス期」には、定期的なプロフェッショナルケアが再発防止の鍵となります。

 

歯周病リスクが高い人はどんな人?

 

以下に該当する方は、特に定期検診の頻度を高めることをおすすめします。

 

  • 喫煙者:喫煙は歯周病の主要なリスク因子です。
  • 糖尿病の方:歯周病と糖尿病は相互に悪化させ合う関係にあります。
  • 過去に歯周病治療を受けた方:再発リスクが高いため、定期的なチェックが必要です。
  • 歯がグラグラしている・歯茎が下がっている方:すでに歯周炎が進行している可能性があります。
  • 口臭が気になる・歯磨き時に出血する方:歯周病の初期サインである可能性があります。
  • 妊娠中の方:ホルモンバランスの変化で歯周病が悪化しやすくなります。

 

 

 

定期検診を受けることで何が変わるのか?〜再発防止と歯を守るメリット

 

 

定期検診を継続することで、歯の残存本数・医療費・全身の健康状態に大きな差が生まれます。

定期検診に通っている人と通っていない人を比較したデータでは、

80歳時点での残存歯数が定期検診あり:15.7本、定期検診なし:6.8本と、約8.9本もの差があることが示されています。

自分の歯で食事を楽しみ続けるためには、定期検診の継続が不可欠です。

 

また、長期的な医療費の観点でも、定期検診に通う方が通わない方と比べて80年間で約284万円の差が生じるというデータもあります。痛くなってから治療するよりも、予防に投資するほうが経済的にも合理的です。

 

歯周病の再発を防ぐためのポイント

 

歯周病は治療しても再発しやすい病気です。再発防止には以下の取り組みが重要です。

 

  • プロフェッショナルケアの継続:歯科医院での定期的なスケーリング(歯石除去)とPMTC(プロによる歯面清掃)を受ける。
  • 正しいセルフケアの実践:歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間のプラークを除去する。
  • 生活習慣の改善:禁煙・バランスのよい食事・十分な睡眠で免疫力を高める。
  • 全身疾患の管理:糖尿病などの全身疾患がある場合は、かかりつけ医と連携して管理する。

 

当院では、治療後のメインテナンス期においても日本歯周病学会認定医が継続的にサポートします。

歯がボロボロ・グラグラになる前に、早めのご相談をおすすめします。

 

 

 

歯周病の定期検診にかかる費用はいくらか?〜保険適用と自治体補助を解説

 

 

 

 

歯周病の定期検診は、保険診療と自治体補助の両方を活用することで、費用を抑えて受診できます。

歯科医院での定期検診(歯周病検査・歯石除去・クリーニング等)は、健康保険が適用されます。

3割負担の場合、1回あたり2,000〜5,000円程度が目安です(口腔内の状態・処置内容によって異なります)。

自治体が実施する歯周病検診については、厚生労働省(2024年)によると、

ほとんどの市区町村で費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担のみで受診できます。

お住まいの自治体の案内を確認してみましょう。

 

定期検診を受けないと将来どうなるのか?

 

定期検診を受けずに放置した場合、以下のリスクが高まります。

 

  • 歯周病の重症化:歯槽骨(歯を支える骨)が溶け、歯がグラグラになります。
  • 歯の喪失:最終的には抜歯が必要になり、入れ歯やインプラントが必要になります。
  • 全身疾患リスクの上昇:糖尿病・心疾患・脳卒中などのリスクが高まります。
  • 医療費の増大:重症化してからの治療は、予防と比べて大幅にコストがかかります。

 

日本人の70歳時点での平均残存歯数は約7本とされており、自分の歯だけではしっかり噛めない方が多いのが現状です。

一方、予防歯科先進国のフィンランドでは70歳時点での平均残存歯数が約25本と報告されています。

この差は、定期検診を中心とした予防歯科への取り組みの違いによるものです。

 

 

 

江田あおば歯科・矯正歯科の歯周病定期検診〜地域密着の専門的ケア

 

当院では、日本歯周病学会認定医が在籍し、歯周病の専門的な診断・治療・メインテナンスを一貫して提供しています。

東急田園都市線江田駅徒歩1分という好立地で、駐車場4台も完備しています。

お仕事帰りやお買い物のついでに気軽にお立ち寄りいただけます。受付時間は月曜〜土曜の9:00〜13:00・14:30〜18:00です。

当院が大切にしているのは「痛くない・削らない・抜かない治療」です。

歯科医院に対して緊張や不安を感じる方も、半個室のプライベート空間でリラックスして受診いただけます。

歯がボロボロ・グラグラになる前に、まずはお気軽にご相談ください。

 

  • 所在地:神奈川県横浜市青葉区荏田北3-3-1
  • アクセス:東急田園都市線 江田駅 徒歩1分
  • 電話:045-530-3255
  • 駐車場:4台完備
  • WEB予約:24時間受付

 

歯周病の定期検診・再発防止・予防歯科について、江田あおば歯科・矯正歯科の歯周病ページからもご確認いただけます。

日本歯周病学会認定医による専門的なメインテナンスで、大切な歯を守りましょう。

 

 

 

よくある質問

 

歯周病の定期検診はどのくらいの頻度で受ければよいですか?

 

一般的には3〜6か月に1回が目安です。

歯周病リスクが高い方(喫煙者・糖尿病の方・過去に歯周病治療を受けた方など)は1〜2か月に1回のペースが推奨されます。

 

歯周病の定期検診は保険が適用されますか?

 

健康保険が適用されます。3割負担の場合、1回あたり2,000〜5,000円程度が目安です。

自治体の歯周病検診は節目年齢(20・30・40・50・60・70歳)に公費補助で受けられます。

 

歯周病を治療した後も定期検診は必要ですか?

 

治療後こそ定期検診が重要です。

歯周病は再発しやすい病気であり、治療後のメインテナンス期に定期的なプロフェッショナルケアを受けることで再発を防ぎます。

 

歯がグラグラしているのですが、定期検診で治りますか?

 

歯がグラグラしている場合は歯周炎が進行している可能性があります。

まず精密検査を受け、状態に応じた治療計画を立てることが必要です。

定期検診だけでなく、積極的な治療が必要な場合もあります。

 

歯周病検診と歯科検診の違いは何ですか?

 

歯科検診は虫歯・歯周病・歯並びなど口腔内全体を幅広くチェックするものです。

歯周病検診は歯周病の早期発見・予防に特化した検査で、自治体が節目年齢に実施します。

 

口臭が気になるのですが、歯周病が原因ですか?

 

口臭の原因の多くは歯周病や歯石の蓄積によるものです。定期検診でプロフェッショナルクリーニングを受けることで、口臭の改善が期待できます。

 

歯茎が下がってきた気がするのですが、定期検診で対応できますか?

歯茎が下がる(歯肉退縮)のは歯周病の進行サインの可能性があります。

定期検診で歯周ポケットの深さを測定し、適切なケアや治療につなげることができます。

 

子どもも歯周病の定期検診を受けたほうがよいですか?

 

子どもでも歯肉炎は起こります。

定期検診でブラッシング指導を受けることで、将来的な歯周病予防にもつながります。

当院では小児歯科も対応しています。

 

歯周病の定期検診はどんな人が受けるべきですか?

 

すべての成人が受けることを推奨します。

特に歯茎の腫れ・出血・口臭・歯のグラつきが気になる方、糖尿病や喫煙習慣がある方は優先的に受診してください。

 

江田あおば歯科・矯正歯科で歯周病の定期検診を受けるにはどうすればよいですか?

 

WEB予約(24時間受付)または電話(045-530-3255)でご予約いただけます。

東急田園都市線江田駅徒歩1分、駐車場4台完備です。

 

 

 

結論

歯周病の定期検診は、再発防止・早期発見・全身疾患リスクの低減という3つの観点から、すべての成人に必要な予防習慣です。

3〜6か月に1回のペースで歯科医院を受診し、プロフェッショナルケアとセルフケアを組み合わせることが歯を守る最善策です。

歯がグラグラ・ボロボロになる前に、

日本歯周病学会認定医が在籍する江田あおば歯科・矯正歯科(江田駅徒歩1分)へお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

監修医師

 

江田あおば歯科・矯正歯科 院長:上田 聡太

 

 

https://aoba-ku.jp/medical_list/facilities/6474/interview

 

経歴

サレジオ学院中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院に勤務
神奈川県内 医療法人社団 歯科医院にて院長として勤務
江田あおば歯科・矯正歯科 開院

 

所属団体

日本歯周病学会 認定医
日本口腔インプラント学会
DFC(Dental Future Conference)
日本インプラント臨床研究会
中野予防歯科研修会
日本歯科医師会
神奈川県歯科医師会
横浜市歯科医師会
青葉区歯科医師会